正直の上にバカがつく
「通知表を持ち帰った時に、とても成績が下がっていたのでオヤジに怒られると思ったが、なぜか頭をなでてくれた。講評の所に『野田君は正直の上にバカがつく』と書かれていたのを喜んでくれた。」 野田総理大臣が先週の党首討論で披露した小学生時代のエピソードです。
正直、私はこのエピソードを聞いて感動した者の一人です。私は学校の先生から「正直者の上にバカがつく」と通知表に書かれたこともなく、また私の友人を見渡しても、「正直者の上にバカがつく」という友人を見たこともありません。類は友を呼ぶと言いますが、私が正直者でないためにそうした友人も私に近づかなかったのかもしれません。私はクリスチャンとして、世の中から「正直者」と評されていない自分を顧みて、少しばかり反省しました。
宮沢賢治がクリスチャンをモデルに書いたという「雨ニモマケズ」の一部を載せます。
東に病気の子供あれば、行って看病してやり、
西に疲れた母あれば、行ってその稲の束を負い、
南に死にそうな人あれば、行って恐がらなくてもよいと言い、
北に喧嘩や訴訟があれば、つまらないからやめろと言い、
日照りの時には涙を流し、寒さの夏はオロオロ歩き、
みんなからデクノボウと呼ばれ、ほめられもせず、苦にもされず。
そういう人にわたしはなりたい。
この歌のモデルとなった斎藤宗次郎さんは、他人に対して誠実であっただけでなく、神様に対していつも誠実で、正直であったのだと思います。私たちも宗次郎さんのように、神様に対していつも誠実で、正直でありたいですね。そしていつか人々から○○さんは、クリスチャンだから正直者だねと言われたいですね。
“イエスは言われた、「心をつくし、精神をつくし、
思いをつくして、主なるあなたの神を愛せよ」。”
(マタイ22:37)
by carbondalle1996
| 2012-11-17 20:45
| 日記
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