神はまた言われた、「われわれのかたちに、われわれにかたどって人を造り、これに海の魚と、空の鳥と、家畜と、地のすべての獣と、地のすべての這うものとを治めさせよう」。(創世記1:26)
「神はまた言われた」とありますが、創世記1章でもお話しましたが、ここで書かれている神という言葉はエロヒームというヘブル語で複数形です。そして「言われた」という言葉は単数形です。主語が複数形で動詞が単数形といのは、本来文法的に間違いでありますが、ここに聖書が示す三位一体の神の真理が表されています。
聖書の神様が三位一体なる神様であることをお話するのは、異端が間違った教えを説いているので注意して頂きたいからです。有名なものとしてはエホバの証人があります。エホバの証人は、神様は父なる神だけであり、イエス・キリストは神の子であるが神ではないと言います。そして聖霊は神ではなく、神の活動する力だと教えています。このようにエホバの証人は三位一体なる神様を認めません。これが異端と呼ばれている理由です。聖書の本質からずれて、間違った教えを述べ伝えています。世界中のキリスト教会であるカトリック、オーソドックス、プロテスタントはみな三位一体なる神を信じるという立場にあります。神様は唯一なる神でありますが、同時に3つの人格をもっています。父なる神、子なる神キリスト、聖霊なる神です。ですから三位一体というこの神学は、キリスト教にとってとっても大切な教えなのです。
ウオッチマン・ニーという先生は、創世記から天地万物の創造は三位一体なる神様の業であることを表していると言います。創世記1章には、「神」という言葉と、「神は言われた」という言葉と、「神の霊」という言葉が書かれています。これは父なる神と、子なるキリストと、聖霊なる神様を表していると言っています。ヨハネ福音書には、「初めにことばがあった。ことばは神と共にあった。ことばは神であった。すべてのものはこれによってできた」とあります。
今日も私たちの心が誤った教えにふるわれず、まっすぐにイエス様を見上げて歩んで行きましょう。ハレルヤ!