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5つのパンと2匹の魚

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なお一つ足りない愛

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あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである」。するとたちまち、おびただしい天の軍勢が現れ、御使と一緒になって神をさんびして言った、「いと高きところでは、神に栄光があるように、地の上では、み心にかなう人々に平和があるように」。(ルカ2章12~14節)

私は結婚式の司式をいたします。結婚式場には新郎・新婦とその家族、親戚、友人が二人の結婚の証人として参列します。私はいつも司式をしながらこう思います。結婚式は愛で満ち溢れている。新郎・新婦の両親、親戚、友人など、二人を愛し支えて来た人々がこの場にこんなに多く集まっている。ここは愛で満ちていると。
新郎・新婦のご両親を見て思います。親子の間に愛がある。バージンロードを緊張した顔で新婦と歩くお父さんの姿を見ると、花嫁がどれほどこのお父さんから愛されて育てられたのかと想像します。

 両親の隣りには新郎・新婦の兄弟姉妹が座ります。そこには兄として、姉として、弟、妹として兄弟愛を見ることができます。2列目3列目4列目は親族の席です。そこには新郎・新婦のおじさんやおばさんが座ります。きっと新郎新婦が生まれたときからずっと見守って来られたのだと思います。親族としての愛があります。

 5列目からは友人席となります。そこには新郎新婦の同級生や会社の同僚、先輩、上司などが座ります。この席に座る仲間達が結婚式を盛り上げてくださいます。司式中に大声をかけたり、笑わしたり、忙しい人々です。私は彼らを通して新郎新婦がどのような人であるかを想像します。そこには温かい友情があります。

 中にはヤクザではないかと思えるような恐い外見の方々もいます。新郎の上司かもしれません。そこには師弟愛を見ることができます。そして新郎新婦が司式の間中仲良く笑い合い、支え合っている姿を見て恋人同士の愛からこれから二人は夫婦という愛を育んでゆくのだと想像します。このように私たちの生きている世界は愛で満ちています。

 しかし、私たちは普段このように親子の愛、兄弟愛、友情、師弟愛、恋人同士の愛、夫婦の愛で溢れていても、尚ひとつ足りない愛があります。聖書はそれをアガペーの愛、神様の愛とおしえています。
by carbondalle1996 | 2013-12-24 06:22 | 日記 | Comments(0)
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