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5つのパンと2匹の魚

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罪人の名の記載

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普通系図というのは男性の名前が書き綴られてゆくものですが、ここには4人の女性の名前が記されています。それは信仰の父アブラハムの妻サラの名前ではなく、サムエルを生んだハンナの名前でもなく、ペルシアの妃となりイスラエルの民を救ったエステルの名前でもありません。それはタマルとラハブ、ルツとバテ・シェバという名前の女性です。

 ユダヤ人は系図を重んじる民族であることをお話しました。例えば祭司になるためには、系図上に他の民族の血が入っていると祭司になれなかったほどです。しかし、このイエス・キリストの系図はどうでしょうか。タマルはカナン人の女性で、ユダの息子のエルとオナンの嫁でした。しかし二人の息子が次々と死んでしまい、ユダは三男のシェラの嫁とすることをタマルに約束しますが、ユダはその約束を破りました。タマルは自分がユダの子供の嫁になれないと考えて、売春婦の姿となってユダを欺き、ユダと関係を結び子供をもうけました。

またラハブはイスラエルの民がエリコを攻撃したときに手助けをした遊女でした。ルツはユダヤ人の敵であるモアブ人の娘です。そしてバテ・シェバは、ヘテ人ウリヤの妻でしたが、ダビデと不倫関係を持ち、ウリヤは殺されてダビデ王の妻となった女性です。このようにこのイエス・キリストの系図に書かれております4人の女性は、決して公に出せるような女性ではありません。できれば系図から消してしまいたいと思えるような女性たちです。しかし、聖書ははっきりとこの4人の女性の名前をキリストの系図に記しています。それはこれが真実だからです。

 元旦の朝、NHKの特集番組を観ました。番組は伊勢神宮の遷宮の起源などについて放送されておりました。番組の中で持統天皇が日本書紀を編集した目的について述べられておりました。日本書紀は全30巻にものぼる書物で、漢文で記されています。しかし、この全30巻は、完全な漢文で書かれた巻とそうでない巻の2つに分類されるそうです。そして不完全な漢文の巻に共通している点は、「天照大御神」という言葉が記されているということです。
 番組の結論は、本来の日本書紀は純粋な歴史記事が記されておりましたが、持統天皇がこれを目的をもって編集した結果、作られた歴史記事の書物に変わったそうです。つまり天皇の系図が天照大御神を祖先とする系図であるということです。日本書紀の編集が完成した持統天皇は、都の東、伊勢の地に伊勢神宮を建てました。伊勢神宮は天照大御神を祭り、天皇家の守り神としました。

 人は系図を自分の都合の良いように造り替えてしまう弱さを持っています。持統天皇は日本国を代々治めるために天皇家という血筋が天照大御神の子孫であるという系図が必要でした。自分は選ばれた正当な血筋だという後ろ盾が必要でした。徳川家康も同じです。そのままでは征夷大将軍になれませんから、源氏の系図に入り、自分が正当な源氏の棟梁である征夷大将軍であるという後ろ盾が必要でした。

 しかし、イエス・キリストの系図は違います。そこには表に出せないような罪の女性、また罪を犯してしまった男性の名前が記されています。ダビデもアブラハムも罪人です。ヤコブもユダもソロモンもみな同じです。しかしそのような罪人を通して神の子、救い主、イエス・キリストはこの地上に来られたのです。それは私たち罪人がこの方を通して永遠の命を受け取るためだからです。
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by carbondalle1996 | 2014-01-09 07:31 | 日記 | Comments(0)
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