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5つのパンと2匹の魚

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置かれた場所で・・・

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有名なイギリスの小説家に、チャールズ・ディケンズという人がいました。ディケンズは、『デイビッド・カパーフィールド』とか、『二都物語』、『クリスマス・キャロル』などの作品で、日本でもよく知られています。特に、『クリスマス・キャロル』は、クリスマス・ストーリーとして世界中に知られています。スクルージというケチで、強欲で、冷酷極まりない男が、クリスマスを祝うなんて、くだらない、と言って、甥や姪たちの誘いを断ります。

 すると、クリスマスを前にして、三人の幽霊に導かれ、自分の過去、現在、未来を訪れることになります。特に、未来、つまり彼の死後の世界を見せつけられて、彼は、衝撃を受けます。何と、第三の幽霊は、近所のすべての人から嫌われ見捨てられた男の、惨めな死の姿をスクルージに見せるのです。やがて無縁墓地に埋葬されたその男の荒れ果てた墓に立つと、墓碑銘はスクルージと書いてありました。びっくりした彼は、驚き、ショックを受けて、悔い改めるのです。こうして、スクルージは、『クリスマスの祝い方を知っている人はあの人を置いてない』とまで言われるようになる、という物語です。

さて、その作者のディケンズ本人ですけれども、彼は、もともとは裕福な家庭に生まれ、幸福な幼年時代を送りました。ところが、彼が12歳になった時、当時海軍の経理局で事務員をしていた父が、その浪費癖のために、家庭の経済が完全に破綻してしまいました。そのために、ディケンズは学校を辞めて、家計を助けなければならなくなりました。しかし、12歳のディケンズは、決してこの困難に負けないと、堅く決心しました。彼の仕事は一日中靴を磨くことでした。しかも、ディケンズ少年は、その間中、いつも歌を口ずさんでいました。彼は、絶対自分の身の不幸を嘆きませんでした。嘆く代わりに歌を歌ったのです。

 そんな彼を不思議に思って多くの人が聞きました。『坊や、靴磨きがそんなに楽しいのかい?』 すると、彼は、必ずこう答えたそうです。『はい。僕は希望を磨いていますから!』人はある時、貧乏や困難を通して成長することがあります。そのためには、自分の境遇をどれだけ肯定的に受け入れて考えるか、そのことにかかっています。やけっぱちになって、自分の仕事を大切にせず、熱心に励まないなら、そういう人には未来も希望もあり得ないのです。

 事実、ディケンズは、そのあと、15歳の時に、法律事務所の小僧として働きますが、そこで彼は速記の勉強をするのです。そして、16歳の時には、裁判記録の速記者になり、20歳の時には、ある通信社の議会記者になって、議会討論の内容を速記して、それを記事にするようになります。その記事が好評を得て、彼の文筆力が高い評価を受け、ついには作家としてスタートするのです。ディケンズは、自分の少年時代の体験を生かして、苦難の中で、雄々しく育っていく『デイビッド・カパーフィールド』という小説を書きました。そして、苦難の中にあっても、希望を持って雄々しく生き抜いていく少年の生き様を描いて、苦難の中にある子どたちに生きる希望を与えました。

 あなたは自分の置かれた状況を感謝していますか。それとも嘆いていますか。あなたが置かれたその場所は、神様が目的をもって置いてくださった場所です。目を自分に向けるのではなく、この歴史を支配しておられる神様に向けましょう。神様の目的を考えてください。するとあなたがその場所でなすべきことがわかります。あなたが置かれた場所を神様に感謝して受け入れましょう。あなたを通して神様が働かれ、キリストの実を結ばせてくださいます。栄光在主。
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by carbondalle1996 | 2014-01-16 06:06 | 日記 | Comments(0)
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