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5つのパンと2匹の魚

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桃太郎からおそわること。

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 武井博先生のコラムよりご紹介。「人形劇」の新しい演し物が、「桃太郎」に決まりました。日本の昔話を取り上げるのは、今回が初めてです。民俗学者柳田国男先生の名著「日本昔話名彙(めいい)」によれば、「桃太郎」はもともとは、おばあさんが川で拾った桃から生まれたのではないようです。岩手県紫波郡の昔話には、父と母が花見に行って弁当を食べようと休んでいると、桃の実がころがってきて拾う、ということになっています。むしろ、出雲(島根)の「瓜子姫子」(うりこひめこ)の昔話が、川へ洗濯に行った婆が流れてきた瓜を拾って家に帰り、それを割ってみると、美しい女の子が生まれた、となっています。つまり、桃の実から生まれる『桃太郎』の話と、川へ洗濯に行く『瓜子姫子』の話とが合体して、よく知られた「桃太郎」の話が出来あがったもののようです。

 それはともかくとして、桃太郎の家来に、「犬猿の仲」の犬と猿が一緒にいることに興味をひかれます。桃太郎という素敵な主人の下では、敵意が消えて、同志愛が芽生えたということでしょうか?そう言えば、イエス様という素晴らしいお方の下では、例えば熱心党のシモンと、取税人のマタイなどが仲良く従っています。熱心党というのは、ローマ帝国の隷属下から何としてもイスラエルの独立を勝ち取ろうという国粋主義者の一派です。一方、取税人というのは、ローマ帝国の下っ端役人となって同胞のイスラエル国民から不当に税金を取り立てるやからですから、まさに売国奴と見なされていたのです。この二人は、一般社会では、それこそ、「犬猿の仲」もいいところの存在であったはずです。それが、イエス様の弟子の一員として、一致してイエス様に従っていたのです。

 また、イエス様に従った女性たちの中でも、マグダラのマリヤなどは七つの悪霊にとりつかれて、普通の市民生活を送ることさえ出来なかった、まさに汚れた女性です。一方「ヘロデの家令クーザの妻ヨハンナ」といいますから、領主ヘロデ・アンテパスの執事であるクーザという人の妻が、そのマリヤと一緒にイエス様に仕えていたというのですから、これも普通なら考えられない組み合わせです。普通なら、一生、近寄ることも、言葉を交わすこともなかった間柄であったはずです。こんな奇跡のような組み合わせが実現したのは、やはりイエス様の聖く、公平なご愛のもとで、弟子たちがすっかり敵意を洗い流してしまった結果だったのです。
 キリスト教会も、さまざまな方々が共に集いながら、しかも、主にあって一つ、共に主を礼拝し、愛をもって互いに仕え合う者たちの集まりです。互いに喜びをもって交わりをなし、主の御用のために用いていただきましょう。ハレルヤ!
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by carbondalle1996 | 2014-02-09 23:08 | 日記 | Comments(0)
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