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5つのパンと2匹の魚

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アウグスチヌス

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(ライオン門)


 アウグスチヌス(354 - 430)は北アフリカのタガステという町で生まれました。母モニカは敬虔なクリスチャン、父パトリキウスは異教徒でした。母親よりも父親からの影響を受けたアウグスチヌスは世の快楽を楽しむという生活始めました。そしてアウグスチヌスは、カルタゴに移り住み、当時北アフリカで広がっていたマニ教という異端宗教に入ってしまいました。そしてマニ教徒だったアウグスチヌスは、快楽に目覚めてしまいます。16歳で年上の女性と同棲し、彼女との間に子供が与えられました。息子の放蕩生活に母モニカは深く心が傷つきつつも、毎日息子の救いのために祈り続けました。

 理論派だったアウグスチヌスは、さわやかな雄弁をもってマニ教の伝道に努めていましたが、あるときミラノでキリスト教の司教アンブロシウスのメッセージに触れました。アンブロシウスはダビデの詩篇からこうメッセージしました。「ダビデ王は偉大な王様でしたが、あるとき大きな罪を犯しました。それは部下の妻と不倫し、その部下を戦場で殺してしまうという罪です。ダビデはこの罪を預言者ナタンに指摘され、激しく悔い改め、神様に立ち返りました。そのようなダビデを神様は赦してくださいました。ダビデが犯した罪は人間的な罪です。しかし、ダビデが悔い改めて神様に立ち返り、罪が赦されたのは、神様の恵みです。あなたの人生には、このような神様の恵みはありますか。」アンブロシウスはそのように会衆に語りかけました。

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 アンブロシウスのメッセージを聴いたアウグスチヌスは、自分の人生を振り返りこう言いました。「自分にもたくさんの罪がある。ダビデ以上にたくさんの人間的な罪を犯してきた。しかし、自分の人生にはダビデが経験したような神の恵みがない。それがなければ本当の意味で、私の人生は豊かな人生にならない。」このときからアウグスチヌスは悶々とした日々を送りました。自分もダビデのように神の恵みを受けたい。しかし、罪の生活を捨てることができない。このままではダメだ。

 ある日、アウグスチヌスが木陰で休んでいると、近くで子供たちが遊んでいる声が聞こえました。そのとき子供たちは遊び歌を歌って遊んでいました。その歌は、「取りて読め、取り読め」という歌詞でした。アウグスチヌスがふと手元を見るとそこに聖書がありました。その聖書を手に取り、開いた聖書の箇所を読みました。それはローマ人への手紙13章12節の御言葉でした。

“夜はふけ、日が近づいている。それだから、わたしたちは、やみのわざを捨てて、光の武具を着けようではないか。”(ローマ書13:12)

 アウグスチヌスはこの聖書箇所を読み「はっ」としました。その場でアウグスチヌスはひざまずき、「イエス様、私の罪を赦してください」と祈りました。祈り終わった後で、今まで悶々としていた彼の心が信じられないような平安で充たされました。そのときアウグスチヌスは、「ああ、これが、ダビデが経験した神の恵みなんだ。私の人生にも神の恵みがやっときた」と告白しました。そしてすぐにアンブロシウスの所に行き、信仰を告白し洗礼を受けました。このニュースが母モニカの所に届き、モニカは涙を流して喜びました。モニカは言いました。「涙の祈りで祈られている子供は、決して滅びることはない。」
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by carbondalle1996 | 2014-06-27 06:14 | 日記 | Comments(0)
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