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5つのパンと2匹の魚

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走る神様

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そこで立って、父のところへ出かけた。まだ遠く離れていたのに、父は彼をみとめ、哀れに思って走り寄り、その首をだいて接吻した。(ルカ15章20節)

 このとき父は息子の姿を見て駈け出しました。まだ遠く離れていたのに息子に向かって走り寄りました。注解書を調べると、当時のユダヤ人紳士は走らなかったそうです。なぜならば彼らは長い服を着ていたからです。長い服を着て走るときは、衣の裾をまくりあげて走らなければなりません。ですからこのときの父はそうした常識を破って、衣の裾をまくりあげて走り出したのだと思います。

 私たちの神は走る神様です。あなたを愛して止まない父なる神様は、あなたを救いたくて走って、走って、走り寄ってくださる神様です。そして父は最上の着物を息子に与えたとあります。最上の着物とは父の着物です。父は息子の自分の持っている最上の着物を与えたのです。

 レンブラントの作品の中に「放蕩息子」があります。すばらしい絵です。この絵をじっと見ているとあることに気付きました。それは父の履いているサンダルが左右違います。つまりこの絵で表している父は、あわてて駈け出してサンダルを間違えて履いてしまったのです。それを誰が笑えるでしょうか。父はそれほどまでに息子が帰ってきたことに嬉しかったのです。

 ヘミングウェイの「世界の首都」という短編小説の中にこのようなお話があります。スペイン人の父親が家出したパコという息子と和解する決心をしました。パコとはスペイン語でフランチェスコの略です。今では自責の念にさいなまれている父親は、エル・リベラルというスペインの大新聞に大々的に広告を出しました。「パコ、火曜日正午にホテル・モンタナで会ってほしい。何もかも赦している。」父より。 父親は当日ホテルモンタナへ行きました。すると驚くべき光景がそこにあったのです。何と800人ものパコという名の青年がそれぞれ自分の父を待っていたのです。

                         【柴田先生のメッセージより】
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by carbondalle1996 | 2014-07-05 06:02 | 日記 | Comments(0)
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