熱病から癒されたペテロの姑は、それからずっと死ぬまでイエス様にお仕えした人生だっただろうと思います。イエス様に救われた者はみなそのような人生を送ります。実は聖書に記されておりませんが、ペテロの妻、この姑の娘となりますが、彼女もまた死ぬまでイエス様に従い通して女性だったと伝承が残っています。
ペテロの妻の名前はわかりません。しかし伝承では、ペテロの妻は熱心なクリスチャンでペテロの伝道をいつも一緒について周り、夫を助けたと言われています。カトリックの書物によるとペテロの妻は、ペテロと同じ時期に殉教を遂げたそうです。このときペテロは、自分が死ぬ前に妻の死を目撃するという苦しい立場に置かれたが、ペテロは妻が殺されるのを見て、天国に召されて行く事を喜び、彼女の名を呼んで、「主をおぼえなさい」と言って力強く励まし、慰めたと言われています。
ペテロにとって妻は同労者であったでしょう。キリストのくびきを負い、伴にキリストのために命をも捧げ、人類の救いのためにサタンと共に戦った戦友かもしれません。どのような言葉が正しいかはわかりませんが、ペテロにとって一番大切な人であったことは確かです。キリスト者の夫婦が共に人生を主に捧げ、走るべき行程を走り終えるすばらしさ。私もペテロ夫婦の走った行程を走る者でありたいと思います。