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5つのパンと2匹の魚

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私をご覧になって

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 支配した国が支配された国から税金を取ることは、とても難しいことでした。失敗すると反乱・暴動となる危険がありました。ゆえにローマ帝国も占領したイスラエルで税金を取る方法に大変苦心しました。その結果、ローマ帝国は占領された国の民を用いて、その国から税金を集める方法を考えました。つまり同じ国民を雇って税金を徴収するシステムです。

 ローマ帝国は収税の権利を高値で売りました。それは一定額の税金をローマ帝国に収めれば、残った分は自分のものとしてよいというものでした。収税人と呼ばれた人々は高額を支払ってその権利をローマ帝国から購入しました。マタイはそのような収税人の一人だったのです。

 さて、マルコ福音書にもルカ福音書にもこれと同じ記事が記されています。しかし両福音書にはマタイという名前が記されておりません。それはアルパヨの子レビであったとあります。アルパヨもレビもユダヤ人の名前ですから、彼は生粋のユダヤ人であり、もしかしたらその名前からレビ人だったかもしれません。レビ人は神様に仕えるために12部族から特別に聖別された部族です。

 レビという名前が最初に聖書に登場するのは、創世記29章34節です。レアが三男のレビを産んだとき、レアは「わたしは彼に三人の子を産んだから、こんどこそは夫もわたしに親しむだろう」と言って息子をレビと名付けました。つまりレビとは、「親しむ」、「結ぶ」という意味です。レビ族はまさに神と人とを結びつけるそうした使命を与えられた部族でした。しかしマタイという名のレビは、他人どころではなく、自分が神様から離れてしまっていた者でした。

 マルコ福音書にもルカ福音書にもレビという名前で登場しますが、このマタイ福音書を書いたマタイだけはレビではなくマタイという名前を記しました。著者のマタイはまるで第三者のように書いていますが、これはマタイ自身の証しとなる場面です。マタイという箇所を「私」と変えて読んでみます。

さてイエスはそこから進んで来られ、私が収税所にすわっているのをご覧になって言われた。「わたしに従ってきなさい」と。そのとき私は立ちあがって、イエスに従った。

 あなたにもイエス様は近づき、そして声をかけられます。イエス様の声に従う者は幸いです。イエス様に従う者となりましょう。
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by carbondalle1996 | 2014-10-21 06:30 | 日記 | Comments(0)
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