アメリカの有名な伝道者ビリー・グラハム先生の息子のフランクリン・グラハム先生も有名な伝道者です。あるときフランクリン・グラハム先生が飛行機で次の伝道地へ向かっていたときにトラブルが発生しました。その日グラハム先生はシカゴの夜の集会を終えて、飛行機でテキサスへ向かいました。飛行機はチャーターした小型飛行機です。夜ですから地上は真っ暗です。テキサスへ向かっていたところ、飛行機は突然電気系統のトラブルが発生し、飛行機の灯りは消え、ナビゲーションシステムが消えてしまいました。もう自分たちが何処を飛んでいるのかがわからなくなってしまいました。
これが昼間ならば急いで緊急着陸できる場所を探さなければなりません。しかし地上は真っ暗で何も見えません。飛行機の中がパニックになったとき、グラハム先生はこう言いました。「神様に祈ろう。」そしてみんなで必死に神様に祈りました。祈り終わると突然地上に滑走路のランプが着きました。飛行場の滑走路の両脇にライトの灯りがともりました。それはまるでグラハム先生の乗っている飛行機に向かって、飛行場はここだよとおしえているようでした。こうしてグラハム先生を乗せた飛行機はすぐにこの飛行場に緊急着陸しました。
どうしてこの飛行場の滑走路のライトが突然光ったのでしょうか。飛行場の管制官が夜空に飛んでいた飛行機を見たのでしょうか。いいえ、違います。実は飛行場ではもう一つ別の出来事が起こっていました。
スリム・コルネットという牧師先生がいました。このコルネット牧師が牧会する教会の信徒さんがこの飛行場の管理責任者でした。この信徒さんがコルネット牧師に言いました。「コルネット先生、私が管理する飛行場を見に来ませんか。私が飛行場内を案内します。」そして管制塔を案内したときです。信徒さんが言いました。「コルネット先生、このボタンを押すとどうなるか知っていますか。このボタンを押すと滑走路にある着率誘導灯が着くのです。やってみましょうか。」そう言ってその滑走路の着陸誘導灯のボタンが押されました。ちょうどそのとき飛行機の中ではグラハム先生とそのスタッフが必死に神様に祈っていたときでした。
あなたは問題が起こったときにどう対処していますか?自分自身の智恵や能力、また他人の力に頼っていませんか?問題が問題ではありません。問題をあなたがどうやって解決するかが問題です。神様だけがあなたの問題を解決する力をもっています。神様に祈ってください。あなたの祈りは必ず神様に届きます。あきらめずに祈り続けましょう。祈りは神様の奇跡を起こします。