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5つのパンと2匹の魚

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NYが唯一勝てなかった球団

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 「ヤンキースが唯一勝てなかった球団・広島」。この言葉はニューヨークの新聞からの引用です。ヤンキースの黒田投手が、今季再び広島カープに帰って来る。そのニュースは世界を驚かした。黒田投手は昨シーズン、ヤンキースで唯一人先発ローテーションを守り、5年連続二桁勝利となる11勝の好成績をあげたヤンキースの大黒柱である。

 このオフでフリーエイジェントとなった黒田投手は、残留を願うヤンキースの推定年棒17億円や、他球団の21億円の提示を断り、その1/5以下の4億円で広島と契約。あと3年投げれば、大リーグの選手年金も満額で受け取れる事をも蹴っての帰国。メジャー各球団が「あり得ない」と口をそろえる中「黒田は優れた投手なのに、計算ができないのか?」と書かれる程、アメリカを大いに驚かせた。

 野球はビジネスと言われる中、金額や損得だけでは動かない本物のプロがいた事に私は至って感動し嬉しかった。黒田投手の著書「決めて断つ」に彼の思いが記されている。「やっぱり野球は『チームスポーツ』であり『気持ち』である」と。

 なぜ、黒田投手はそこまでして広島に帰って来るのか?それは黒田投手生涯の「恩返し」であると言う。彼は高校時代、控え投手であり、エースを休ませる為に登板してもいつも打たれ監督に怒鳴られ鬱にもなった。大学は二部リーグ。伊勢原の田舎の練習場に、ある日広島のスカウトが現れた。広島に入団する先輩の為に来たのであるが、黒田投手の将来性をスカウトは見たという。

 当時、他球団のスカウトが一人も来なかった黒田投手はやがて広島に入団する。二軍での初登板では1イニングで10点を失った。たまらずベンチを見た黒田の目に映ったのは微動だにしない監督の姿であった。それは「お前を必ず育てる」という監督と球団の決意であった。そんな広島に彼は育てられ、努力に努力を重ね広島のエースからヤンキースのエースとなった。だから、彼はそんな自分にチャンスを与え、育ててくれた広島に恩返しせずに野球人生を終える事はできないと言う。

 広島ファンだけでない。一野球ファンとして、いや、一人の人として感動を覚えるのである。主の恵みを受け、主に育てていただいた私達のこの生涯も、神への恩返しに他ならない。十字架の愛と恵みを返す事なく、この人生も終える事はできない。  

 ~横浜カルバリーチャペル・柴田先生のコラムより~

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by carbondalle1996 | 2015-03-15 15:19 | 日記 | Comments(0)
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