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5つのパンと2匹の魚

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assuredly gathering that

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 先週、日本経済新聞の文化面にある「私の履歴書」の記事に目が留まった。㈱日立製作所相談役の川村隆さんが社長を引き受ける際の記事でした。

 今から6年前の2009年3月、齢69歳に達し、「そろそろ引退」と考えていたときに日立製作所の会長から電話があった。それは「川村さんに次期社長を引き受けてもらいたい」という突然の申し出だった。前年の秋にはリーマン・ショックが起こり、日立グループも深刻な経営危機に陥り、その年は7千億円を超える巨額の最終赤字を計上。

 私は「少し時間が欲しい」と言って受話器を置いた。友人何人かに相談すると、「晩節を汚すから、やめたほうがいい」「一度傾いた巨艦を元に戻すのは簡単ではない」と否定的な意見が多い。自分の中には「ここで逃げていいのか」という気持ちもあり、しばしあれこれ考えたが「よし、やってみよう」と決意した。

 決断に当たり一つの事件の影響もあった。1999年7月に羽田発札幌行きの全日空61便がハイジャックされる事件があり、私は偶然この便に乗り合わせた。「当機はハイジャックされました」と機内放送があり、あちこちから悲鳴が上がった。犯人は機長を刺殺し、地面がぐんぐん目の前に迫り、多くの乗客が死を覚悟した。

 そのとき偶然その便に乗っていたパイロットのAさんが、コックピットのドアを蹴破り、犯人を取り押さえて機体を立て直した。非番だろうが何だろうが「自分しかいない」と思えば、勇気を持って飛び込んでいく。Aさんの勇気に倣って、私も日立の社長として経営の操縦かんを握ることにした。事の成否は神様以外だれにも見当がつかなかった。あれから6年、会社は過去最高益を更新しV字回復を遂げた。

“パウロがこの幻を見た時、これは彼らに福音を伝えるために、神がわたしたちをお招きになったのだと確信して、わたしたちは、ただちにマケドニヤに渡って行くことにした。” (使徒16章10節)

 私達も時として決断に迷う事がある。使徒行伝16章でパウロがマケドニヤ宣教を決断したとき、「確信して」渡ったとある。この「確信して」という言葉の英語訳は「assuredly gathering that」とあり、「よく熟考した結果」という意味。大川先生は、幻や預言も大切だが、バランスを取ることが大切と教えてくださった。

 神様に祈り、聖書の御言葉を求め、伝道者に相談しアドバイスを請う。決断を迫られた時には、幻を見ながら状況を熟考し、聖霊の導きを仰ぎ判断するよう心掛けましょう。今日は聖霊降臨記念日。ペンテコステ礼拝。

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by carbondalle1996 | 2015-05-24 17:55 | 日記 | Comments(0)
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