キリストは罪を犯さず、その口には偽りがなかった。ののしられても、ののしりかえさず、苦しめられても、おびやかすことをせず、正しいさばきをするかたに、いっさいをゆだねておられた。(Ⅰペテロ2章22~23節)
これはイエス様に3年半、寝食を共にしたペテロのことばです。イエス様に最も身近な者の発言と言えます。例えば、あなたの最も身近な人があなたのことを証言したらどうでしょうか。ご主人が奥さんのことを、奥さんが御主人のことを証言したら、夫は決して罪を犯す人でなかったと言われたら。または、妻は決して罪を犯す人手なく、愛と忍耐と寛容の人でしたと証言したら?
某教団の創立者のA先生は息子を大変厳しく育てたそうです。その結果、息子先生はたくさんの讃美歌を作曲した素晴らしい伝道者となりました。しかしあるとき息子先生が父親であるA先生の伝記の執筆を依頼されたそうです。ところがどうしても書けなかったそうです。先生にとって父親のA先生は、素晴らしいクリスチャンではなく厳しい父親だったそうです。このように最も身近な人からの評価ほど正しい評価だと言えます。
イエス・キリストは全く罪の無いお方でした。ゆえに私たち罪人の身代わりとなることができたのです。