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5つのパンと2匹の魚

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エリムとは?

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先週の祈祷会で「神様は右利きだとわかった」という感想が飛び出し、私は大いに感激しました。実際、聖書には神様が右利きだとは記されていませんが、聖書を読んでそのように感じたことに「Bible Study」だなあと思いました。私が米国で経験したBible Studyもやはり、正しいか間違いかではなく学生の自由な発言が飛び出し、そこからみんなで考えるというものでした。これがとても楽しく勉強になりました。

 この日は出エジプト記15章から、イスラエルの民がメラでの辛い経験を通して、エリムというオアシスに到着するという場面でした。私の聖書には、エリムとは「なつめやし」と書かれておりましたが、信徒のみなさんの聖書には「樫の木」と書かれていました。植物に弱い私は早速、インターネットで「なつめやし」と「樫の木」の写真を調べましたが、どうみても全く別の植物。改めて新聖書注解書を調べたところ、「エリムとはテレビンの木、樫の木を意味する」とあります。しかし別の注解書には「エリム=なつめやし」と紹介されています。そこで私は原典のヘブル語を調べてみました。

 エリムはヘブル語で「エリム」。樫の木はヘブル語で「エローム」です。なつめやしはヘブル語で「ターマー」。このように見てみるとエリムという語源は樫の木を意味する「エローム」の方が近いように思えます。しかし、エリムの意味が樫の木だとしたら、なつめやしや泉のあるオアシスにどうして樫の木という名をつけたのでしょうか。

 聖書で最初に樫の木が登場するのは創世記12章6節。アブラムがカナンの地に到着したとき、神様はテレビンの樫の木のもとで初めてアブラムの前に現れて、「わたしはあなたの子孫にこの地を与えます」と言いました。アブラムはそこで祭壇を築き、神様を礼拝しました。これは推測ですが、イスラエルの民が荒野を移動したとき、オアシスを発見した感動からテレビンの木を意味するエロームから、そこをエリムと名付けたのでしょうか。いろいろな想像ができてワクワクします。
by carbondalle1996 | 2015-09-01 06:26 | 日記 | Comments(0)
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