そのとき、イエスは、自分がキリストであることをだれにも言ってはいけないと、弟子たちを戒められた。(マタイ16:20)
人生にはたくさんの質問があります。しかし、自分の人生を右と左に分ける究極の質問よは、「あなたはわたしをだれと言うか」ではないでしょうか。ペテロは答えました。「あなたこそ神の子です。」この告白が彼らの人生の分水嶺となり、イスカリオテのユダを除いた11人は、死ぬまでイエスをキリストと証しし続けました。
イエス様はこの質問をエルサレム神殿の前でしたのではありません。ローマ皇帝に捧げられたピリポ・カイザリヤで、皇帝崇拝とパーン神崇拝という偶像崇拝が盛んな、偶像の神々の前で弟子たちに問うたのです。ペテロはそこで大胆にはっきりとイエスを救い主と告白したのです。
私もこの質問の前に立ちました。あれから19年。イエス様のこの質問は、私の人生における分水嶺となりました。今まで自己実現の道を歩んでいた私が、神実現の人生へと方向を180度変えられました。あのとき方向が変えられたから、今こうして立っています。あのときイエス様から逃げていたら、今頃私はどうなっていたでしょう。私たちは誰を主人とするかによって人生は右と左に大きく分けられます。イエス様を救い主と告白する人生は、幸せな人生です。