それから、弟子たちがひそかにイエスのもとにきて言った、「わたしたちは、どうして霊を追い出せなかったのですか」。するとイエスは言われた、「あなたがたの信仰が足りないからである。よく言い聞かせておくが、もし、からし種一粒ほどの信仰があるなら、この山にむかって『ここからあそこに移れ』と言えば、移るであろう。このように、あなたがたにできない事は、何もないであろう。(マタイ17:19-20)
先日、テレビでスターウォーズという映画を観ました。その中で主人公がフォースという不思議な力を体得する修行の場面がありました。主人公はフォースの力を使って、湖に沈んだ飛行機を陸地に写すのですが、なかなかできません。
ジェダイマスターのヨーダが言います。「お前には忍耐が足りない。」するとルークが答えます。「こんなことは最初から無理だとわかっていたのです」と言いました。ルークの答えを聞いてヨーダが、「それがおまえのできない理由だ。疑わずに信じれば物体の大きさは関係ない」と言って、ヨーダは湖の中に沈みかけた戦闘機を浮かび上がらせ、陸地へと運びました。それはまるでイエス様が「信じる者にはなんでもできる」と弟子に言っているようだと思いました。
問題の大きさは関係ありません。神様にはなんでもできないことはない。これはクリスマスで御使いガブリエルがマリヤに言った言葉です。マリヤはその言葉を素直に「はい」と受け取り信じました。神様にはなんでもできると信じ続けること。神様に信頼すること。それがからし種一粒の信仰です。
しかしそこには忍耐が伴います。祈ってすぐに聴かれることはほとんどありません。そこには長い時間がかかります。アブラハムは神様の声を聞いて30年後の100歳のときにイサクが与えられました。からし種が蒔かれたならば、その種が芽を出し、成長するのを、忍耐を持って待つことが大切です。結果が出る前に「もう駄目だ」とあきらめてはいけません。
あなたは祈ったことが自分の想いどおりにならずに、祈ることをあきらめた経験はありませんか?あきらめずに祈り続けましょう。神様には不可能はありません。