ブログトップ

5つのパンと2匹の魚

fivebread.exblog.jp

沈黙

f0229700_3593179.jpg


 遠藤周作の「沈黙」という小説があります。この小説の中で主人公の宣教師が拷問に遭い、殉教を決意します。そのとき遠くから聞こえるいびきの声を止めてくれと叫びます。しかしそれはいびきではなく、拷問されている信者の苦しみの声であり、彼らはキリスト教を捨てることを誓ったが、主人公の宣教師がキリスト教を捨てるまでは拷問が続くと教えられ、主人公は愕然とします。主人公の宣教師は、殉教の死を選ぶか、キリスト教を捨てて信者たちの命を助けるのかと苦悩します。

 そしてついに主人公のロドリゴはキリストを捨てて、踏み絵を踏む決意をします。ロドリゴが踏み絵を踏んだとき、激しい痛みを感じました。そのとき踏絵のなかのイエスが「踏むがよい。お前のその足の痛みを、私がいちばんよく知っている。その痛みを分かつために私はこの世に生まれ、十字架を背負ったのだから。私は沈黙していたのではない。おまえたちと共に苦しんでいたのだ」と語りかける。
[PR]
by carbondalle1996 | 2016-07-07 03:57 | 日記 | Comments(0)
<< 主が共におられる 沈黙の神 >>