イエス様はガリラヤ地方で大勢の病人を癒しました。しかし、誰もイエス様を救い主メシヤとして信じる者はいませんでした。きっと力ある預言者の一人だとみんな思っていたのでしょう。ですから山上の説教の最後に人々はイエス様の説教を聴いて驚いたとあります。それは律法学者たちのようではなく、イエス様が権威ある者のように語ったからでした。
律法学者は必ず、「律法にこう書かれている」とか「昔のレビ誰誰がこう言っている」というふうに教えていました。しかし、イエス様は何と言ったでしょうか。「昔の人々がこう言っているのはあなたがたの聞いているとおりである。しかし、わたしはあなたがたに言う」と新しい教えを語りました。そしてイエス様は、「わたしの言葉を聞いて実行するものは岩の上に家を建てる」とおっしゃいました。それは律法を守る者ではなく、イエス様の言葉を聞いて行う者とおっしゃいました。これははっきりと律法学者とは違った教えでした。
こうした教えを聴き、らい病人はイエス様こそ救い主メシヤだと思ったのかもしれません。このように最初にイエス様を救い主キリストと信じたのは、実は名前もわからないらい病人だとなります。これはペテロが「あなたこそ救い主キリストです」と告白するずっと以前の出来事です。
あなたにとってイエス・キリストはどのような存在ですか?歴史上の人物ですか?キリスト教の教祖?わたしの罪の救い主として信じるならば、あなたも救われます。