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5つのパンと2匹の魚

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強き者と弱き者

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 アダムとエバの元を去ったカインのその後はどうだったでしょうか。カインはその名のとおり、自分の能力によってすべてを獲得する人生を歩み続けました。神不在の人生はやがて自分たちの能力を誇るように都市を作り、カインの子孫から家畜が始まり、音楽が始まり、武器が作られました。やがてカインの子孫レメクの時代になると殺戮と暴力が横行し、力によってこの地を支配するようになりました。そしてカインは聖書の系譜から外されました。

 それではカインの弟、エバによって「神が授けた」と名付けられたセツのその後はどうだったでしょうか。セツはその子エノスを産みました。エノスとは弱いという意味を含んだ言葉です。日本語でも剛とか強という名前の男の子はいますが、弱いという名前の子供はいないと思います。しかし、この「弱い」という名付けられたエノスの時代になって初めて人々は主の名を呼び始めたとあります。それは創造主なる神様、ヤーウェなる神様の名前によって人々が祈り始めたということです。

 同じ地上においてカイン族とセツ族がいたでしょう。カイン族レメクは自分は強い。すべては自分の力で得てゆくのだ。ほしいものは力で奪い取って行く。それが神様を畏れないカイン族レメクです。そうしたカイン族レメクの横暴が迫っている中でセツ族はどうだったでしょうか。セツが息子にエノスという弱いという名前をつけた意味がここにあるのではないでしょうか。人は自分の弱さを認めたときに初めて神様に祈るのだと思います。

 あなたは自分の弱さを認めていますか。あなたが自分の弱さを認める場こそ、主があなたに触れてくださる場となるのです。

”もし誇らねばならないのなら、わたしは自分の弱さを誇ろう。”(Ⅱコリント11章30節)
by carbondalle1996 | 2014-10-01 06:36 | 日記 | Comments(0)
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