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5つのパンと2匹の魚

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百貨店王となった青年

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 ジョン・ワナメーカー小学校は2年生までしか出ておりません。貧しいレンガ職人の息子として生まれ、小さい頃から父親の仕事を手伝っていました。ジョン・ワナメーカーは22歳で結婚し、23歳で小さな洋服店を開きました。そのときワナメーカーは神様にこう祈りました。「神様、私はこのビジネスを聖書の原則に従ってやります。聖書に従ってビジネスを始めたら、どれだけ祝福されるかを世界に伝えてください。」こうしてワナメーカーの洋服店はスタートしました。

 私たちは買い物をするとき、どこの店でも同じ定価で購入し、購入した品物が間違っていれば返品や交換ができます。しかしこれは、ジョン・ワナメーカーによって始められた方法なのです。19世紀のアメリカでは、商品に価格を表示しないのが当たり前でした。品物を買う人も売る人も、お店で価格を交渉し、交渉が成立したらその商品を購入するというのが一般的でした。そのため互いを信じることができず、いざこざが絶えませんでした。ワナメーカーは、「定価販売制度」を導入し、更に、購入した品物に満足いかなければ、お金を「百パーセント返金」するとした。

 ワナメーカーが「定価販売制度」を導入した動機となったある出来事があります。彼が少年時代、母親から買い物を頼まれたとき、色の違う糸を買ってしまったことに気づき、交換を求めても店員は応じてくれませんでした。そのときワナメーカーは、「ぼくがお店の主人になったら、いつだって喜んで商品を取り替えてあげるし、お客さんに親切にしてあげるんだ」と誓ったという。

 これを見た当時の人々は、ワナメーカーのお店はすぐに倒産すると思って笑ったそうです。しかし彼らの予想に反して、ワナメーカーのお店は大繁盛しました。そして23歳のときに兄弟二人で始めた洋服店が、50年後には13000人が働く全米一の百貨店となりました。そして世界一の百貨店王となりました。彼は従業員に対して教育費、保養施設、企業年金と利益を分配し、福利厚生も充実させました。ワナメーカーが祈った通り、聖書に従って歩む者を神様は祝福することを証明しました。

 ワナメーカーは、世界日曜学校連合会の総裁に選出された後、世界日曜学校大会で次のようなメッセージをしました。「日曜学校で学んだ聖書の教えが、私の一生の基本的な教育になりました。私はこの世の教育をほとんど受けられませんでした。しかし日曜学校で聖書を勉強し、その時間は私の人生で一番楽しい時間でした。また聖書によって、私の人格と事業を建て上げる努力をしました。そして、この働きのために、私の人生のすべてを投資しました。私は、聖書を通して救い主であられるイエス様に出会い、神様の内で私の人生の変化を経験しました。弱くて見栄えのしない人生でしたが、私の力であり能力である神様を信頼し、このお方と共にいる時、すべての恐れは消え、何でもできるという勇気と確信を得ました。聖書を読むたびに新しいアイデアとビジョンを下さる神様を賛美します。」
by carbondalle1996 | 2014-11-01 10:58 | 日記 | Comments(0)
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