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5つのパンと2匹の魚

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毒麦さえも変えられる

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 進藤龍也さんは1970年に埼玉県蕨市で生まれ、中学校時代にグレ始め、高校は1年で中退。17歳で少年鑑別所に入り、18歳でヤクザにスカウトされる。28歳のときに新宿の広域暴力団の組長代理を務めるほど大物やくざでした。

 ところが、彼は麻薬の売買に携わり、自分も麻薬を常用するようになっていくのです。暴力団では、麻薬の売買は資金源なんですけれども、麻薬を自分で吸うのは、ご法度なのだそうです。組の中で、麻薬で朦朧となったら、トラブルの元になるからでしょう。そして、彼は3回も刑務所暮らしをするのです。そのたびに、離婚をしました。3度目の刑務所暮らしを始める時に、奥さんにこう言うのです。『聖書を差し入れてくれ。そうしたら、別れてやるから。』それで、彼は聖書を読み始め、ついに、旧約聖書の【エゼキエル書】まで来た時に、その後の人生を180度変えてしまう言葉に出会いました。

わたしは悪人が死ぬのを喜ばない。むしろ、悪人が立ち返って、生きることを喜ぶ。立ち帰れ、立ち帰れ、立ち帰って生きることを喜ぶ。お前たちの悪しき道から。イスラエルの家よ、どうしてお前たちは死んでよいだろうか。」(エゼキエル書33:11新共同訳)

 このみ言葉に出会い衝撃を受けた進藤さんは、獄中で悔い改めて回心しました。そして33歳のとき出所して、ミッション・バラバの鈴木先生が牧会するシロアム教会で洗礼を受け、更正の道を歩み始めるのです。更正するって、難しいんですね。彼の場合は、特に、前科七犯でしたからね。世間が敬遠するんですよ。恐いですからね。それに、あのイレズミですからね。しかし、進藤さんはクリスチャンになって、翌年、JTJ神学校に入り、開拓伝道をしながら神学校に通い、卒業して牧師になりました。そして今、埼玉県川口市でお母さん経営するスナックを昼間解放して、教会活動をしているのです。と同時に、全国の刑務所を回って、受刑者たちにキリストを宣べ伝えているのです。

 神様は毒麦を抜かないで育つままにしておきなさいと言いました。進藤さんはヤクザの組長代理という毒麦だったのが、イエス様を宣べ伝える福音の麦に変わりました。私たちがすべきことは、毒麦を抜くことではなくて、毒麦が豊かな小麦に変えられることを祈ることではないでしょうか。なぜなら御使いが処女マリヤにこう言ったからです。「神にはなんでもできないことはありません。」私のような毒麦がこうしてイエス様を宣べ伝えているのですから、どんな毒麦であっても神様によって変えられます。そして全ての麦が収穫されて天国の倉に入れられると信じます。
by carbondalle1996 | 2015-05-16 06:48 | 日記 | Comments(0)
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