天地を造られた創造主なるお方は、絶対的なお方です。つまり日本の神々のように分業制では無いというのです。日本には八百万の神々がいて分業制です。学業の神様、結婚の神様、安産の神様、五穀豊穣(米、麦、粟、黍キビ、稗ヒエの5種類の穀物)の神様、厄除け厄払いの神様、交通安全の神など。
どれが一番の神様なのでしょうか。私は家に神棚があり、除夜の鐘を聞いて近所の氷川神社へ初詣、そして元旦は明治神宮に家族で初詣に行くという家庭に育ちました。父親に聞いたことがあります。どの神様が一番願いを聞いてくれるだろうか。父親の答えは簡単でした。「それは氏神さまだ。ご近所の神様だからお前のことを一番知っている。明治神宮はあれだけたくさんの人々が参拝に来るからお前のことなど知らないだろう。」
私は父親の答えを聞いてから、近所の氷川神社を一番大切にするようになりました。しかしその一方で私の中に疑問がありました。両親を見ていると御利益の神様を拝んでいるだけであって、神様がいるとは信じていませんでした。子供は親を見ています。親が口だけか本当に信仰があるか。私は親を見て神様はいないと理解しました。
創世記の1章に神様がどのようなお方か啓示されています。1つ目は神様が天地万物を創造された創造主なるお方であること。2つ目はこのお方は唯一であり、絶対なるお方であること。私たちの神様は分業制ではありません。これはできるが、あれはできないという神様ではありません。天地万物を創造された神様は、どんなことでもできる唯一なるお方です。この方こそ私たち人類のまことの神様です。