主よ、あなたはわたしを探り、わたしを知りつくされました。あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられます。あなたはわが歩むをも、伏すをも探り出し、わがもろもろの道をことごとく知っておられます。わたしの舌に一言もないのに、主よ、あなたはことごとくそれを知られます。あなたは後から、前からわたしを囲み、わたしの上にみ手をおかれます。このような知識はあまりに不思議で、わたしには思いも及びません。これは高くて達することはできません。(詩篇139:1~6)
この詩篇139篇はダビデが神様を体験した内容が書かれています。ダビデは、自分のことを全て知っておられる方がいるということを苦しみを通して発見しました。私たちは人生において順風満帆な中で神様に出会うことはほとんどありません。苦しくて、辛くて、もう死にたいと願うときに、目を上げるとそこに神様がおられることを知り、神様の声を聴きます。
ダビデは苦難の中で神様は自分の心だけではなく、自分が立つのも座るのも、全ての行動を知っておられる。ダビデの心の中を読み取っておられるばかりでなく、言葉を発する前にその思いを既に知っておられる方。神様は前からも後ろからも取り囲み、上からはみ手を置かれる方。こういう神様に出会ったとき、ダビデは6節でこう言っています。「このような知識はあまりに不思議で、わたしには思いも及びません。」
聖書の神様は分業制・八百万の神々と違い、全智全能の神様。唯一真なる方。あなたの全てを知っておられるお方。それが私たちの神であり、あなたの本当の神様です。あなたの過去も今までの苦しみも全て知っておられます。全てを知っておられる神様をあなたの神として今日心に迎えましょう。