夕方になったので、弟子たちがイエスのもとにきて言った、「ここは寂しい所でもあり、もう時もおそくなりました。群衆を解散させ、めいめいで食物を買いに、村々へ行かせてください」。(マタイ14章15節)
夕方と聞くと私などは5時だと勝手に思ってしまいます。それは子供の頃、夕方5時になると市内にアナウンスが流れたからです。「夕焼け小焼け」という音楽が流れて、「おうちに帰りましょう」というアナウンスが流れて、みんな子供たちは遊びを止めて家に帰ったという記憶があります。しかし、このガリラヤ湖の夕方はもっと早かったようです。なぜならば、今と違って電灯がありませんから、陽が沈むと完全に真っ暗です。陽が沈んでから動くことはできません。ですから弟子は3時か4時頃でしょうか、群衆を解散させましょうといいました。
この発言は弟子たちがイエス様にアドバイスをしているようです。そこには、イエス様は群衆を癒したり、説教をすることに集中して、今日の予定やお金のことに弱い。だから私たちがしっかりとイエス様をサポートしなければならないと弟子たちは思ったかもしれません。ここは政治家と秘書との会話に似ています。
しかし、イエス様は政治家ではありません。弟子たちにお金やスケジュールのアドバイスを必要とするお方ではありません。私たちもこのような間違いを犯してしまうことがあります。神様に対してアドバイスをしてしまうという間違いです。「神様、そんなことをしたら大変です。それは間違いです・・・」などなど。私たちはどれほどイエス様に信頼して従っているでしょうか?イエス様の御跡を歩む者となりましょう。