ところが、彼らの目の前でイエスの姿が変り、その顔は日のように輝き、その衣は光のように白くなった。(マタイ17:2)
旧約時代にシャカイナグローリーは目で見えるかたちで顕れました。エジプトを出たイスラエルの民は、40年間の荒野での生活において、昼は雲の柱の中に、夜は火の柱の中にシャカイナグローリーを見ていました。そしてシャカイナグローリーは契約の箱と共にソロモンの神殿におられましたが、イスラエルの民が偶像崇拝に陥った結果、シャカイナグローリーはソロモンの神殿から去りました。主の栄光が去ってしまったエルサレム神殿はバビロンによって滅ぼされました。
その後神殿はネヘミヤによって再建されましたが、主の栄光シャカイナグローリーは二度と戻りませんでした。ヘロデ王が神殿を拡張しても同じです。しかしシャカイナグローリーは、神殿に戻りませんでしたが、人となって来てくださったのです。それがイエス様です。このときイエス様の内なる栄光の輝き、シャカイナグローリーが顕れました。
この姿が変わるという言葉はメタモーフォーというギリシア語で、イモムシが綺麗な蝶に変わるときに使う言葉です。つまり全く次元の異なる者に変わるという意味。私たちも今はこの地上に生きる者ですが、死んで天国へ行くと栄光の体となります。それはイモムシが綺麗な蝶に変わるような、まったく次元の異なる姿に変わります。私達は行くべき天国がすでに保証された者です。その喜びをもって今日を生きましょう。