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5つのパンと2匹の魚

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深みのある、確かな日々

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 冬の足音が聞こえてくると、今年も、またひとつ年を重ねたことを実感します。人も樹木のように、年輪を増やしているのかもしれません。木は一年ごとに外側に新しい年輪を作りますが、よく見ると、色の薄い部分と濃い部分があるのがわかります。薄い部分は早材と呼ばれ、春から夏にかけて成長する部分。どんどん育つので細胞壁の薄い、大きな細胞になるのです。濃い部分は晩材と呼ばれ、夏から秋へとゆっくりと育ち、太陽光の弱い冬には成長も止まるため、細胞壁の厚い、小さな細胞になります。それが濃い色になって、はっきりした線になるのです。

 毎年、増えていくことを繰り返す年輪のように、一年ごとに確かな成長を続けていきたい。私たち人間の歳も、取るのではなく、重ねていくものなのかもしれません。過ぎ去った時間を惜しむのではなく、一日一日を大切に積み重ねていけば、今という時間が愛おしく感じられるのではないでしょうか。

 木の年輪のように例えられるのが、人の顔にできるシワです。目もとや口もとに刻まれたシワは、歳を積み重ねたことの証。それは、人生を笑って過ごしてきたことの証ではないでしょうか。感情に素直になって、楽しいことがあれば、思いっきり笑って過ごす。そんな充実した人生が、シワになって表れるのですね。

 それは、美しいものだと思いませんか。自分の人生の時間について前向きに考えることは、時の積み重ねを大切にすることなのかもしれません。なんだか、新しさや速さばかりが求められるような、さまざまなものが使い捨てられていくような、この時代の中で。ゆっくりと、豊かな時間を積み重ねて、暮らしていきたい。人生の年輪であるシワのように、深みのある、確かな日々を過ごしていきたいと思います。 ~ 啄木鳥通信より~                  

 日本の平均寿命は男性が80歳、女性が86歳ですが、クリスチャンはこの数字にプラス10歳でしょう。私は今年で49歳。会社で年齢の話になると決まって驚かれます。若い人たちにとって、彼らの親以上の年齢なのでしょう。クリスチャンは同じ世代よりも若々しく見えるようです。その秘訣は、いつも喜び、絶えず祈り、全てを感謝する生活だからでしょう。主に在って深みのある、確かな日々を送りましょう。
by carbondalle1996 | 2016-02-14 06:18 | 日記 | Comments(0)
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