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5つのパンと2匹の魚

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ハロウィンと宗教改革記念日

10月31日は宗教改革記念日でありハロウィンの日でした。よく会社の同僚から「ハロウィンはキリスト教のお祭りですか?」と聞かれました。ハロウィンの起源は、古代ケルト人のお祭りに由来するそうです。夏の終わりの日(10/31)に死者の霊が家族を訪ねてくると考え、身を守るために仮面や焚き火をしたのが最初。これがアメリカに渡り、カボチャをくりぬいて魔女やお化けに仮装をするようになったそうです。死者の霊が家族を訪ねるとは、日本のお盆祭りと同じ発想ですね。

ハロウィンと同じくらいよく聞かれる質問が「カトリックとプロテスタントの違い」です。これは宗教改革記念日に繋がり、神学的には「聖書のみ、信仰のみ、万人祭司」の3点ですが、この答えで理解する人はほとんどいません。ある人が「豪華な会堂がカトリックで、質素な会堂がプロテスタント」と言っておりましたが、こうした説明の方が一般の人々には理解しやすいかもしれません。(笑)カトリックとプロテスタントの違いを、簡単に説明できることばがありましたらみなさん、ぜひおしえてください。

宗教改革によって聖書が各国の言語に翻訳されました。イギリスではウィリアム・ティンダルが立ちあがりました。「私が聖書を翻訳する動機は、とても単純である。暗い道を歩いている人なら、転んで倒れて怪我をしないように、光を照らしてくださいとお願いするでしょう。ましてやそれが原因で、永遠の裁きを受けるというならなおさら、光を求めないでしょうか。他の人がこれほど節に求めているものに反対し、妬んで妨げることはどれほど大きな罪でしょう。」

しかし、当時のイギリスでは、聖書を翻訳することは、異端者として火刑に処されるほどの重罪でした。ティンダルはカトリック教会から迫害を受け、11年間にわたり、ヨーロッパの各地で逃亡生活をしながら、翻訳を続けました。彼は1536年に逮捕され、火刑に処されました。最後の瞬間、彼は神様に次のように祈りました。「神様、イギリス国王の目を開いてください。」彼の死後、次から次へと英語訳の聖書が出版されました。中でも欽定訳と呼ばれるキング・ジェームス・バイブルは、現在、最も正確で美しい翻訳として、全世界で用いられています。

さて、今週の祈祷会は秋田朝祷会に合流致します。講師は小助川次雄先生。先生は1933年生まれ、27歳で献身。神学校卒業後は東北大学大学院に通いながら仙台で開拓伝道。その後、秋田中央教会、秋田めぐみ教会で牧会され、98年に定年退職し名誉牧師に就任。現在、シオンの丘キリスト教会牧師、社会福祉法人こひつじ会理事長。すばらしい先生です。どうぞご期待ください。

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by carbondalle1996 | 2016-11-13 17:53 | 日記 | Comments(0)
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