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5つのパンと2匹の魚

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敬天愛人

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NHK大河ドラマ「西郷どん」が大人気のようです。先週は、奄美大島に流刑された主人公と二階堂ふみ演じる(とうま)が結ばれるシーン。とうまが主人公の吉之助に「1つお願いがある」という。それは自分に名前をつけること。「とうまでいいではないか」という主人公に島のしきたりだと答える。加那という字に漢字を加えるのが島のならわしだという。吉之助はおもむろに「愛」と発し、「愛加那」という名前をとうまにつけました。幕末時代に「愛」という言葉が西郷隆盛の口から出たことに驚きをおぼえつつ、原作者の林真理子の創造性に驚嘆しました。

 愛という字は万葉集の時代から使われていますが、その意味するところは現在のそれと少し違うようです。1549年にフランシスコ・ザビエルが日本に到着したとき、聖書が教える「神様の愛」を人々に伝えるのに苦労したと言います。それは聖書がおしえる「愛」が日本の日常生活のことばの中になかったからです。そこでザビエルは、「神様の愛」を「神様のご大切」と訳して、人々にキリスト教を宣教しました。人権という言葉すら無かった時代に、神様があなたを大切に思っているというメッセージは、当時の人々の心に迫ってくるものだったでしょう。

 私たちが現在使っている「愛」という言葉が確立し始めたのは、明治時代以降に欧米の宣教師が入って来た影響が大きいようです。それでは愛とはどんなものでしょうか。知っているようで知らない「愛」という意味。学校で「愛とはこれこれです」と教えられた経験の無い私は、聖書を読むまで愛の意味を知りませんでした。実は聖書の中には「愛」という言葉が、たくさん記されています。愛と訳されている言葉はアガペーというギリシア語です。これは無条件の愛という意味。

 私たちは好きな人ならば親切することができます。しかし、嫌いな相手に対して親切にすることは難しいものです。しかし神様は、あなたが嫌いだと思うその人こそあなたの隣人であり、その人に親切にしてあげなさいと教えています。これが愛です。愛してあげる条件など1つも無いのに、意志をもってその人を愛し大切にする。それが愛だとわかると、私たちは愛をもっていなかったこと、愛など実践できない自分自身に気づくのではないでしょうか。

 西郷隆盛の言葉に「敬天愛人」があります。天を敬い人を愛す。天は神であり、人は隣人。神様を敬い、隣人を愛することこそ西郷どんが最も伝えたかった教え。明日はぜひ「愛」について考えてみてはいかがでしょうか。愛を正しく理解するならば、愛を正しく実践することができます。あなたの家庭が愛であふれますように。


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by carbondalle1996 | 2018-05-22 20:14 | 日記 | Comments(0)
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