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5つのパンと2匹の魚

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ランドセル

子供の頃の思い出の1つにランドセルがある。小学校に上がる私を父は鞄屋さんに連れて行った。鞄屋さんが「これが丈夫で良いですよ」と当時で一番高い1万円のランドセルを出して見せてくれた。私はどれが良いのかわからず、鞄屋さんが薦めたそのランドセルを選んで「これがほしい」と言うと、父も喜んでそれを買ってくれました。ピカピカのランドセルを背負って、誇らしげに登校したあの日。そして小学校を卒業したとき鞄屋さんの言葉の意味を理解しました。腕白だった私のランドセルは傷だらけでしたが、丈夫で壊れることはありませんでした。

先週、我が家に1通の手紙が届きました。それは国際協力団体ジョイセフからのお礼状でした。私達夫婦はある番組を通して、この団体がアフガニスタンの女の子たちに日本のランドセル寄贈している事を知りました。このランドセルギフトは、役目を終えたランドセルをアフガニスタンに寄贈し、子どもたち、特に教育の機会に恵まれない女の子の就学に役立てる国際支援活動でした。


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アフガニスタンは長く続いた内戦による教師不足や貧困のため、15歳から24歳の女性の非識字率が68%にのぼり、女の子たちは十分な教育を受けられないままに、12歳から13歳で結婚し、出産をはじめてしまう。母親が字を読めないゆえに医療のケアが難しく、妊婦や生まれてくる子供にも十分なケアができないという。どうすれば女の子たちに教育を受けさせることができるか。ジョイセフの出した答えは、女の子たちに日本の子供たちの使い終えたランドセルを贈るというものでした。

我が家にもサムエルが6年間使ったピカピカのランドセルがありました。私のランドセルと違い、傷も痛みもありません。私達夫婦はこれをサムエルが成人するまで取っておくと決めておりました。しかし神様が喜ばれるのは、私たちの手元に残すことではなく、アフガニスタンに送ることだと示されました。

その後、サムエルのランドセルはどうなったのかな。ちゃんとアフガニスタンの女の子たちの手に届いただろうかと心配しておりましたので、この度のお礼状を読んでひと安心しました。アフガニスタンのお母さんと赤ちゃんの命を救う第一歩は教育だといいます。ランドセルは、その第一歩を踏み出すためのきっかけづくりに役立っていると手紙にありました。貧困のために、子どもの就学に同意しなかった親たちの間にも、子どもたちに日本から贈られたランドセルを背負わせて勉強させてやりたいと気持ちが芽生え始めたそうです。「あなたの隣人をあなた自身のように愛せよ。」遠く離れたアフガニスタンの女の子が私たち夫婦の隣人となってくださいました。感謝。


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by carbondalle1996 | 2018-07-01 07:12 | 日記 | Comments(0)
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